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1.インフルエンザとは? 2.予防するには? 3.どこで接種できる? 4.接種による効果は? 5.予防接種を受けるには? 6.理想的な接種時期は? 7.予防接種の価格は? 8.接種できない人は? 9.卵アレルギーの人は? 10.接種による副反応は? 11.接種は1回でいい? 12.どんな種類があるか? 13.感染してしまったら? 14.解熱剤は使ってもよいか? 15.何日間休めばいい? 16.感染者の部屋や衣類は? 17.授乳中の接種は大丈夫? 18.時期が重なる場合は? 19.水銀が入ってるの? 20.健康被害が発生したら? 21.今年の流行は? 22.新型が現れたら? 23.ワクチンは国によって違う? 24.鳥インフルエンザは? 25.その他に気をつける事は? |
インフルエンザワクチン接種の効果は? インフルエンザ予防接種の有効性は世界的にも認められています。インフルエンザワクチンの接種で、感染を予防し、感染しても重症化や他の病気との合併症による死亡を予防し、被害を最小限にとどめることが期待できます。接種による効果は、本人の年齢、体調、その年の流行株とワクチン含有の株、合致状況によっても変わりますが、ワクチン未接種でインフルエンザにかかった65歳以上の健常者について、もし予防接種していたら35%〜55%の発病を阻止し、約80%以上の死亡を阻止する効果があったと報告されています。特に65歳以上の方や慢性疾患がある方(気管支喘息等の呼吸器疾患、慢性心不全、先天性心疾患等の循環器疾患、糖尿病、腎不全、免疫不全症(免疫抑制剤による免疫低下も含む)など)では、インフルエンザが重症化しやすいので、医師と相談のうえ、接種することをお勧めします。 平成16年11月に日本小児科学会より、「1歳以上6歳未満の乳児については、インフルエンザによる合併症のリスクを鑑み、有効率20〜30%であることを説明したうえで任意接種(有料) としてワクチン接種を推奨することが現段階で適切な方向であると考える」との見解が出されています。根拠としては、1歳未満児については対象数が少なく、有効性を示す確証は認められなかったこと、1歳以上6才未満児については、発熱を指標とした有効率は20〜30%(厚生労働省:乳幼児に対するインフルエンザワクチンの効果に対する研究報告)となり、接種の意義が認められたことがあげられています。かかった場合の重症化を防げることも大きなメリットです。 小児において気管支喘息等の呼吸器疾患、慢性心不全、先天性心疾患等の循環器疾患、糖尿病、腎不全、免疫不全症(免疫抑制剤による免疫低下も含む)などの基礎疾患を有している場合、6カ月から18歳の小児で長期間アスピリンを服用している場合(インフルエンザによってライ症候群に進行する危険があるため)、集団生活に入っている場合なども、インフルエンザに罹患した場合に重症化や合併症のリスクが高くなるため、接種を考慮しても良いと考えられます。 またこのような症状をお持ちの方と身近で接する方も、「人にうつさない」という考えからワクチンを接種しても良いと思います。欧米では、6ヵ月から24ヵ月未満の乳幼児もインフルエンザの重症化率が高いと報告され、ワクチン接種による予防が望ましいと考えられています。 日本のインフルエンザワクチンは、WHO推奨のウイルス株をベースに、流行状況や流行前の健常者が持っている免疫などから予測し精製します。インフルエンザワクチンにはA型2種、およびB型1種が含有され、Aソ連型(H1N1)、A香港型(H3N2)、B型ともに効果があります。ワクチン接種による有効持続期間はおよそ5ヵ月ですので、毎年流行前に予防接種することをお勧めします。 |
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