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1.インフルエンザとは? 2.予防するには? 3.どこで接種できる? 4.接種による効果は? 5.予防接種を受けるには? 6.理想的な接種時期は? 7.予防接種の価格は? 8.接種できない人は? 9.卵アレルギーの人は? 10.接種による副反応は? 11.接種は1回でいい? 12.どんな種類があるか? 13.感染してしまったら? 14.解熱剤は使ってもよいか? 15.何日間休めばいい? 16.感染者の部屋や衣類は? 17.授乳中の接種は大丈夫? 18.時期が重なる場合は? 19.水銀が入ってるの? 20.健康被害が発生したら? 21.今年の流行は? 22.新型が現れたら? 23.ワクチンは国によって違う? 24.鳥インフルエンザは? 25.その他に気をつける事は? |
新型インフルエンザが現れるとどうなるのでしょうか? インフルエンザの流行の歴史をみると、かつて、スペインかぜと呼ばれるインフルエンザ(A/H1N1亜型)が現れたときは、大規模な流行と甚大な数の死者を出しました。新型インフルエンザが流行した場合、これに対して免疫を持っている人はいませんし、また事前に接種された予防接種の効果は余り期待できないため、かなりの数の罹患者と死亡者がでることが予想されます。 アメリカでは8〜20万人の死者が出ると予測されており、わが国では3〜4万人の死者が出ることが懸念されます。最近、ヒトにも病原性の高い鳥型のインフルエンザウイルスがヒト社会に定着し、近い将来にヒトからヒトへ感染するようになり、新型インフルエンザとなることが懸念されています。1997年に香港で発生した、鳥型インフルエンザ(A/H5N1亜型)ウイルスによる患者報告では、入院加療を受けた18症例中6例が肺炎の合併などにより死亡し、香港政府は1997年12月末、140万羽のニワトリを殺処分しました。このウイルスは、ヒトからヒトに感染したものではなく、恐らく感染しているニワトリからヒトに感染したものと考えられています。2003年には、中国で感染が報告されており、こちらはヒトからヒトへの感染が疑われています2003年/2004年のタイ、ベトナムを中心とした東アジアでの家禽類を中心とした鳥インフルエンザ(A/H5N1)の流行では、少数ではありますがヒトでの感染が確認されています。また、2事例においてヒトからヒトへの感染が完全に否定できず、調査研究が続けられています。これ以外にも、2003年2月にはオランダで、鳥型インフルエンザウイルス(A/H7N7)のヒトへの感染が確認され、家庭内でのヒトからヒトへの感染が強く疑われています。 この他にも2001/2002シーズンに、従来のヒトに感染するインフルエンザウイルスのA/H1N1とA/H3N2の遺伝子が交雑したA/H1N2が初めてヒトから分離されましたが、このウイルスには、これまでのインフルエンザHAワクチン(A/H1N1)で効果があると考えられています。このA/H1N2は2003/2004シーズンには見られていません。これらのウイルスがこのまま姿を消してしまうのか、あるいは再び勢いを盛り返して流行するかはだれにも予測がつきませんし、どのようにしてトリのウイルスが直接ヒトへ感染を起こしたのかもその詳細はわかっていませんので、監視の体制を強化していくことが必要です。平成16年8月に、厚生労働省の「新型インフルエンザ対策に関する検討小委員会」がまとめた報告書が、厚生労働省のホームページに掲載されています。 新型インフルエンザ対策報告書: http://www.mhlw.go.jp/topics/2004/09/tp0903-1.html |
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