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1.インフルエンザとは?
2.予防するには?
3.どこで接種できる?
4.接種による効果は?
5.予防接種を受けるには?
6.理想的な接種時期は?
7.予防接種の価格は?
8.接種できない人は?
9.卵アレルギーの人は?
10.接種による副反応は?
11.接種は1回でいい?
12.どんな種類があるか?
13.感染してしまったら?
14.解熱剤は使ってもよいか?
15.何日間休めばいい?
16.感染者の部屋や衣類は?
17.授乳中の接種は大丈夫?
18.時期が重なる場合は?
19.水銀が入ってるの?
20.健康被害が発生したら?
21.今年の流行は?
22.新型が現れたら?
23.ワクチンは国によって違う?
24.鳥インフルエンザは?
25.その他に気をつける事は?
インフルエンザのワクチン接種を受けることができない人は?

1)予防接種法に基づくインフルエンザワクチンの定期接種が、不適当とされる方は、以下のように示されています。任意接種も同様に、自分の意思で接種を判断する必要があります。

 1.明らかに発熱(通常37.5℃を超える熱)を呈している者
 2.明らかに重篤な急性疾患にかかっている者
 3.予防接種液の成分によって過去にアナフィラキシー(※)を
  呈したことがある者
  ※「アナフィラキシー」というのは通常接種後約30分以内に
  起こるひどいアレルギー反応のことです。発汗、顔が急に
  はれる、全身にひどいじんましんが出る、吐き気、
  嘔吐(おうと)、声が  出にくい、息が苦しいなどの症状に
  続き、血圧が下がっていく激しい全身反応です。
 4.その他、予防接種を行うことが不適当な状態にある者


また、既往などから、接種の判断を行うに際して注意を必要とする方(接種要注意者)がいらっしゃいますが、この方々は接種禁忌者ではありません。接種を受ける方の健康状態及び体質を良く考えたうえで、医師によって接種の可否が判断されます。接種を行う際には改めて十分に効果や副反応などについて説明をうけて、十分に理解した上で、接種を希望するかどうか決めてください。

2)インフルエンザワクチン接種の適応に関しては、年齢の下限はありませんが、通常生後6ヶ月未満の乳児にはワクチンを接種しません。

3)インフルエンザワクチンは病原性をなくした不活化ワクチンと言う種類で、胎児に影響を与えるとは考えられていないため、妊婦は接種不適当者には含まれていません。しかし、妊婦又は妊娠している可能性の高い女性に対するインフルエンザワクチン接種に関しては、国内での調査成績がまだ十分に集積されていないので、現段階ではワクチンによって得られる利益が不明の危険性を上回るという認識が得られた場合にワクチンを接種するとされています。また、妊娠初期はいろいろな理由で自然流産する可能性の高い時期なので、一般的に予防接種は避けた方がよいと考えられています。一方、インフルエンザワクチンを接種しても胎児に異常の出る確率が高くなったというデータも無いことから、予防接種直後に妊娠が判明しても人工妊娠中絶をする必要はないと考えられています。主治医によく相談をして判断してください。米国では、「予防接種の実施に関する諮問委員会」の提言により、妊娠期間がインフルエンザシーズンと重なる女性は、インフルエンザシーズンの前にワクチン接種行うのが望ましいとされています。

4)熱性けいれんの既往がある方に対するワクチンの接種に関しては、日本小児神経学会の見解(平成15年5月)では、「現行の予防接種はすべて行って差し支えないが、保護者に対して接種の有用性、副反応などについての十分な説明をして同意を得ることに加え、具体的な発熱時の対策(けいれん予防を中心に)や、万一けいれんが出現した際時の対策を指導すること」となっています。このようなお子さんにワクチンを接種する際には、流行が始まる前に接種をすませておかれることをお勧めいたします。

5)てんかんの既往者に対しては、発熱で容易に痙攣重積発作を起こす場合もあるので、治療している主治医あるいはその依頼に基づき、事例ごとに検討して、ワクチンを接種するか、しないかを決めるのが望ましいと考えられます。

6)接種要注意者(接種の判断を行うに際し注意を要する者) インフルエンザ予防接種の成分又はその他の鶏由来のものに対して、アレルギーがあるといわれたことがある人